「勉強しなさい」と言わないと勉強しません。どうしたら良いですか?5【浦谷博士のEQ力コラム】
EQ力を育むEQWELチャイルドアカデミーの浦谷です。
シリーズでお答えしている質問、
どうしたら良いですか?
6歳の男の子の母親Iさんより
への5つ目(最後)の回答です。
子どもが勉強を習慣化する必要があります。
前回は子どもが勉強好きになり、やる気を高めるための方法として、
「勉強する時間や内容を(できるだけ)子どもに決めさせてあげる」
と、お伝えしました。
【参考】~「勉強しなさい」と言わないと勉強しません。どうしたら良いですか?4~
今回は、その高まったやる気を保ちながら、勉強を習慣化するためのポイントお伝えします。
そのポイントとは・・・
【ポイント】
勉強する目的を伝える
ことです。
前回お伝えしたやる気を高める3つのポイント(自己決定理論)は、
① 自己決定
自主的に物事を決めること(=自分でやりたい)
② 熟達
自分が有能であると感じられる(=成長し、能力を伸ばして発揮したい)
③ 目的
人々とのつながりが感じられる(=周りに貢献し、よい関係性を持ちたい)
の3つでした。
この中の「③ 目的」を定めると、やる気が続き、やり抜く力が養われます。
ですので、子どものやり抜く力を高め、勉強を習慣化させるには、子どもに勉強する目的を伝えてあげるといいのです。
今のあなたは、子どもから
「なんで勉強しなきゃいけないの?」
と聞かれたら、即答できますか?
もし子どもに勉強してほしいのであれば、そう問いかけられる前から「なぜ勉強するといいのか」を、親が考えておかなくてはなりません。
一例として私であれば、勉強するのは
① 知る喜び・学ぶ喜びを味わうため
② 自分を成長させるため
③ よりよく人の役に立つため
であると、子どもたちに伝えています。
上記の3つをそのまま子どもに伝えてもいいのですが、やはり親が自ら考えた内容を自分の言葉で伝えた方が、子どもにはよく伝わります。
ですので、「なぜ勉強するといいのか」を自分なりに考えて、その思いを自分の言葉で伝えてあげましょう。
きっと、その言葉は子どもの心の奥深くに刻み込まれ、勉強に対するやる気とやり抜く力が高まり、勉強が習慣化していくことでしょう。
子どもの勉強に対するやる気とやり抜く力を高め、勉強を習慣化させるためには、
自分なりに考えた
勉強する目的を伝える
ことが大切なポイントとなります。
今回で、この勉強シリーズは終了となります。
講演会やセミナーの質疑応答の時間内に答えられなかったご質問には、今後もこの場を借りて、私なりの回答をお伝えしていきたいと思います。(浦谷 裕樹)
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