「愛着」でまっすぐ育つ子どもに

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

今回も、おうちでできる幼児教育のコツをお伝えします!

赤ちゃん期には抱っこや愛撫、肌の触れ合い、運動の働きかけなど、身体的な接触(くっつくこと)をすることが大きなポイントとなります。

適切なアタッチメントによって、子どもの心身は健やかに発達し、自身や養育者※への「基本的信頼の基礎」が育まれます。

前回のブログでは
・子どものシグナルには敏感に反応する
・過剰な先読みはしない
といった内容をお伝えさせていただきました。

過剰な先読みがどうしていけないのか。
それは子どもの〈学びのチャンス〉を奪ってしまうからなのです。
※ 養育者とは、家ではママやパパ、祖父母、園では先生など子どもにとって信頼できる大人を指します。

今回は、【「愛着」でまっすぐ育つ子どもに】というテーマでお伝えいたします。

【もくじ】

1. 見守りと応答性
2. 自己解決能力が高まる
3. 過保護な親がもたらす未来


 

1. 見守りと応答性

アタッチメントは、めばえてしまったネガティブ感情を安心できる人にくっつくことで調整しようという欲求を指し、生後6か月ころから2~3歳に多く見られます。

この時期こそ、しっかりと触れ合いながら愛情を注ぐことが大切です。

赤ちゃんは不快を感じたり、何かしたいことがあると何らかのシグナルを送りますが、それがないときは手を出さずに見守ってあげるようにします。
自分一人で楽しくしているときは、好きにさせてあげるということです。

しかしシグナルを送ってきたときには敏感に応えるようにしましょう。

ただし、過敏な反応や過剰な欲求の先読みをするのは控えるようにします。
落ち着きを失った親が過敏な反応をすると、赤ちゃんも落ち着きがなくなるからです。

また、赤ちゃんは不快な状況になって、シグナルを送り、それに親が敏感に応え、その状況を抜け出せたときに【自分が働きかければ問題を解決できる】という信頼感を胸に刻み込みます。

過剰な欲求の先読みは、このチャンスを奪ってしまうことになります。

「どうしたのかな」と落ち着いて対応するようにしましょう。

 

2. 自己解決能力が高まる

適切なアタッチメントによって、子どもの心身は健やかに発達し、自身や養育者への「基本的信頼の基礎」が育まれます。

ですので、赤ちゃん期には抱っこや愛撫、肌の触れ合い、運動の働きかけなど、身体的な接触(くっつくこと)をすることが大きなポイントとなります。

身体的な接触は、親子ともに「オキシトシン」というホルモンの分泌を促します。

このホルモンは
〈相手への信頼や愛情を高める〉
〈対人関係を円滑に進める〉
〈記憶や学習能力を高める〉といった働きを促進させます。

 

3. 過保護な親がもたらす未来

先回りばかりする過保護な親のもとで育つと、子どもの自律性が育ちません。

大きくなってから嫌なことがあるとなんでも人のせいにする、自分を甘やかしてくれる人に対して依存的になる、中毒になりやすいなど、問題を起こしやすくなるといわれています。

子どもの順調な発達は、バランスのいい接し方が成り立っているときに最も促進されます。

こういった適切なアタッチメントを繰り返して、ネガティブ感情を立て直してもらえる経験が増えると、子どもの中に強い安心感が育ちます。

自分の世界が広がって問題が出てきたとしても、いつでも落ち着いて問題を解決できるという自己効力感が育まれ、自律性が醸成されていくのです。

※ 自律性:自分で目標を決め、それに向かって自分で考え行動すること

子育て


 

【ポイント】
・子どもの応答性にはバランスが必要
・過剰な先読みは学びのチャンスを奪う
・過保護な親元では自律性が育たない

 

体験レッスンのお申込みはこちらから

 
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
 


わが子を“一流”にする、0歳からの体・心・頭脳サポート「赤育本」 浦谷 裕樹[著]好評発売中!
https://www.eqwel.jp/30th/book_akaiku.html



日本赤ちゃん発育学研究所 HP
https://www.eqwel.jp/babylabo/