どう付き合う?小学生・中学生のスマホ・ゲーム

最終更新日:2024/06/20

こんにちは!
0歳からの幼児教室EQWELチャイルドアカデミー
EQWELTIMES編集部です。

お子様のスマホ・ゲームの使用時間に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
スマホの使用によって、学力が下がることが明らかになっています。
スマホやゲーム、テレビなどのデジタル機器とは、適切に楽しめるよう家庭内でルールを定めることが大切です。

今回は、どう付き合う?小学生・中学生のスマホ・ゲームというテーマで、子どもへお片付けを促す最適な方法についてお話します。

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1.スマホを使うと学力が下がる!?

東北大学と仙台市が行った大規模調査の結果から、小中学生のスマホ使用に警鐘が鳴らされています。
2013年からの2万人以上の小中学生を対象にした「スマホ使用と、学習時間や学力との関係」を調べた調査によって、
スマホを使うと学力が下がることがわかりました。

スマホを使うと思考を司る前頭前野に強い抑制がかかり、その結果、授業や自習の内容が頭に入らなくなり、
成績が下がっていくと考えられています。

具体的には、スマホを使わない子と毎日4時間以上使う子とでは、学習時間にかかわらず、偏差値に10も差がつきました。
さらには、1日あたり2時間以上勉強していたとしても、4時間以上スマホを使っていると、
勉強時間が30分未満のスマホを持っていない子に学力で負けてしまったのです。

  

2.スマホの使用を管理できる自制心を持つ

ただし、一様にスマホを使うことがダメというよりも、使い方に問題があるようです。
国語と算数(数学)においては、スマホの使用時間が1時間未満の子は、
スマホを持っていない子よりも学力が高い傾向がありました。
これは、スマホを与えられても使うのを1時間未満に抑えられるほど自制心(自己管理能力)が高いため、
学力も高いのではないかと考えられます。

最もよくないのが、スマホをいじりながら勉強をする「ながら勉強」です。
調査によると、小学生(5・6年生)でも半数以上、中学3年生に至っては8割 以上の子が「ながら勉強」をしていて、
しかもその内容は
・ゲーム(34%)
・動画視聴(4%)
・LINE等でのやりとり(45%)
でした。

人の脳は一つのことに集中するようにできているので、集中の邪魔になる情報は、
脳の中で自動的に抑制がかかることがわかっています。
つまり、勉強をしているといえども、スマホに意識が取られていては、勉強にほとんど集中できていないということです。

勉強中の机に置かれたスマホ

3.ルールを設け、適切に付き合うことが大切

フィンランドでは、国を代表する企業にノキアがあるので、子どもたちにも積極的にスマホを持たせています。
しかし、学校の授業が始まると「電源を切りましょう」と指導しているといいます。
それにならって、ご家庭でも以下のようなルールづくりをすることがお勧めです。

・デジタル機器(スマホ・ゲーム・テレビ)の使用時間は合計1時間未満に
・スマホは食事中や勉強中には別の部屋に置いておく
・夜〇時以降は電源を切る
・ゲームは友達などと適度に時間を決めて楽しむ

デジタル機器とは賢く付き合い、子どもたちの賢さを育むためのツールとして活用していきましょう。

【まとめ】
・「ながら勉強」は、勉強していないのと同じ
・スマホを始めとするデジタル機器は、家庭でルールを定めて適切に付き合う

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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